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PCケースについて


 自作やBTOパソコンで使われるPCケースは、CPU・マザーボード・電源・ストレージ・グラフィックスボード等、様々なPCパーツを搭載する大事な要素です。

 PCケースは直接的な性能だけでなく、各PCパーツの安定稼働・寿命や、拡張性・メンテナンス性・冷却能力・静音性・耐久性など、パソコンを設置する環境や運用も含めた総合的なポテンシャルが求められます。


PCケースのサイズについて

PCケースの画像

 PCケースのサイズは製品によって様々ですが、BTOや自作パソコンでよく使われるのは、

スリム < ミニタワー < ミドルタワー < フルタワー

等があり、大きさもこの順番に大きくなっていきます。
 拡張性も同じくこの順番で大きくなっていきます。

 メーカー製の量産型パソコンしか使った事の無い人から見ると、ミドルタワーやフルタワーの実物を見ると「えっ、こんなに大きいのっ?」と感じるかもしれません。これを自分の家の机や棚等に設置して使うわけですから、事前に設置スペースを確認しましょう。

 特に注意したいのが奥行です。各製品の仕様にサイズ(幅x奥行x高さ)が記載されていますが、パソコンの後ろ側には各種ケーブルが接続されますので、その分のスペースも必要となります。

 PCケースだけでも10kg以上ある重い製品もあるので、設置場所をよく確認し、地震等でグラついたり転倒しない様にしましょう。また、床への直置きはホコリを吸い易く故障や部品寿命の低下の原因となるので、おすすめ出来ません。

関連ページ : PCのエアフローと冷却について

関連ページ:フォームファクターについて


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PCケース選びは重要です


 パソコンの各パーツ(マザーボード・CPU・メモリ・HDD・電源・光学ドライブ・拡張カード等)を取り付けるベースとなるのがPCケースです。

 BTOパソコンでは、各ショップでオリジナルとして作っているPCケースや、既成のメーカー製PCケースを選択出来る場合があり、デザイン・大きさ、拡張性等様々ですが、後で部品の交換や増設を考えると、PCケース選びはとても重要です。

 自作パソコンの場合だと自由にケースを選択出来ますが、BTOパソコンの場合は選択肢がかなり制限されるので、その中で良いものを選ぶ必要があります。

 小さくてコンパクトなPCケースの場合は内部が狭いので
  • 部品同士が干渉し、取付け出来ない部品もある。
  • 内部が狭いので作業しづらい。
  • ケーブルの引き回しが困難。
  • エアフロー(空気の流れ)が悪く、冷却性が悪い。
等の理由で、BTOや自作パソコン初心者には、比較的大きなPCケース(ミニタワー・ミドルタワー等)をおすすめします。

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PCケースのドライブベイ拡張性について


 ドライブベイ拡張性では、オープンベイとシャドウベイの数が重要となります。

【ミニタワー型】
  ・5インチオープンベイ  → 2個以上
  ・3.5インチオープンベイ → 1個以上
  ・3.5インチシャドウベイ → 2個以上

【ミドルタワー】
  ・5インチオープンベイ  → 3個以上
  ・3.5インチオープンベイ → 1個以上
  ・3.5インチシャドウベイ → 4個以上

 ざっくりですが、様々なドライブベイ機器を搭載したいなら、これくらいがおすすめです。


【オープンベイとは】


 パソコンの外側からアクセス出来る場所にあるドライブベイで、5インチオープンベイ、3.5インチオープンベイがあり、光学ドライブ・FDD・ファンコントローラ・マルチカードリーダー・リムーバブルケース等の取付に使われます。
 外部ベイとも呼ばれます。


【シャドウベイとは】


 パソコンの外側からはアクセス出来ない場所にあるドライブベイで、3.5インチシャドウベイ、2.5インチシャドウベイがあり、HDDやSSDの取付に使われます。
 内部ベイ、HDDベイとも呼ばれます。

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PCケースの冷却性について


 冷却性では、PCケースの前後にケースファンがある(又は取付可能)のがおすすめです。特にHDDは熱に弱い為、HDD取付部(主にPCケース前面下側)へ直接風を当てられるのがおすすめです。

 取付可能(オプション含めて)なケースファンのサイズは、主流の120mmタイプが冷却性・静音性・ラインアップの多さの点でおすすめです。

 80mm/90mmタイプは、風量を増やす為には比較的高回転で回す必要があり、ファンの風切音がうるさくなります。

 逆に大きすぎるファンや特殊なサイズのファンは、交換用の部品のラインアップが限られるので、あまりおすすめ出来ません。

関連ページ:ケースファン比較


PCケースの材質について


 PCケースの材質は、主に以下の3種類に区分出来ます。
  • スチール
  • アルミとスチールの混合
  • アルミ
【価格】スチール < 混合 < アルミ(高級)
【重さ】スチール > 混合 > アルミ(軽い)

 良いPCケースは剛性が高く、加工精度も良く、作業し易い構造になっているので、長く安心して使えます。
 逆に、激安のPCケースは板厚が薄く剛性が低いので変形したり、加工精度が悪く部品の取り付けがやりにくい為に、無理な作業で手や指を怪我する場合もあります(安くても良い製品もあります)。

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フロントUSB3.0ポート対応


 今どきのPCとしてUSB3.0は必須ともいえ、多くのマザーボードではバックパネルにUSB3.0コネクターを装備しています。
 一方、PCケース前面にあるUSBポートは、USB3.0に対応する製品が増えてきていますが、USB2.0しか対応しないという製品もあります。
 ユーザーの利便性を考慮すると、USB3.0対応のUSBメモリーやストレージ機器等の接続をPCの前面でも行えるのが望ましいです。

 フロントUSB3.0対応のPCケースでは、マザーボードのバックパネルまでケーブルを引き回して接続するタイプと、マザーボードのUSB3.0ピンヘッダーへ直接接続出来るタイプがあります。
 バックパネルへの接続タイプでは、ケーブルの引き回しや通し穴、背面の見た目の悪さもあり、マザーボードのUSB3.0ピンヘッダーへ直接接続出来るタイプがおすすめです。

関連ページ:PCの内部コネクター


PCケースの煙突排気


 PCケース内の温まった空気は、排気ファンによりPC背面等へ排気されますが、暖まった空気が自然に上昇していく特性(自然対流)を利用し、ケース上面から効率よく排気出来る構造としたのが煙突排気です。
 天板には大型の排気ファンが設置出来る場合もあり、低い回転数でも効率よく静かに排気を行う事が出来ます。

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PCケース内の電源下部設置


 従来はPCケースの上部に電源が設置される構造が主流でしたが、最近では(特にミドルタワーやフルタワーで)電源を下部に設置するタイプが増えてきてます。

 電源を下部に設置するメリットは、電源内部の冷却用にケース内の温まった空気を使わず、直接外部の冷たい空気を取り込む事が出来るので電源自体の冷却効率が良くなる事や、煙突排気に使う排気ファンの設置スペースを確保出来る事があります。


PCケースの裏面配線


 マザーボードベースの裏側スペースを利用して各種配線をスッキリ収納出来る構造で、PCケース内のケーブルの乱雑を防ぎ、エアフロー改善や作業性改善の効果があります。
 裏面配線をする場合は、ケーブルを引き回す経路が長くなるので、各ケーブルの長さに注意しましょう。

関連ページ:おすすめGoods【電源ケーブル】

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CPUクーラーメンテナンスホール


 市販のCPUクーラーの取付には、固定用にマザーボード裏面にバックプレートを取付けるタイプの製品も多く、取付けの際は一度マザーボードを取り外す必要があります。
 この作業性を改善する為、マザーボードベースのCPUクーラー取付エリアに穴(メンテナンスホール)をあけて、マザーボードを取り外す事なくCPUクーラーのバックプレートの脱着を行える様に改善されたPCケースも増えてきています。
 ハイスペックなゲーミングPCや静音用途のPC等で、市販のCPUクーラーを使用したい人におすすめの構造です。

関連ページ:CPUクーラーについて


フロントのストレージ脱着用クレードル


 3.5インチ/2.5インチのストレージ(HDD/SSD)を、PC外部(前面や上面等)から直接脱着して利用出来るタイプで、大容量データの移行を簡単に行えます。
 BTOパソコンを扱うメーカーやショップのオリジナルケース(安価)には少ないですが、市販のミドルクラス以上の価格帯のケースで採用する製品が増えてきています。


2.5インチシャドウベイ


 SSDの普及に伴い、2.5インチストレージ取付用のシャドウベイを採用するPCケースが増えてます(3.5インチとの兼用もアリ)。

 3.5インチや5インチベイへも市販の変換マウンター等を使えば2.5インチストレージの取付が出来ますが、最初から2.5インチシャドウベイがあった方が嬉しいです。

関連ページ:おすすめGoods【HDD変換マウンター】

関連ページ:おすすめGoods【ベイ変換マウンター】


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