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PC電源容量計算 自作やBTOパソコンの電源選びにおすすめの電源容量計算ツールです。12V・5V・3.3Vの各電圧系統に分けての出力計算や、12V系統のシングルレーンやマルチレーン方式(2~4系統)の電源ユニットに対応した電源容量出力表の自動計算など。
電源計算したいPCパーツを、下記の入力フォームで部品名や数などを選択すると、電源に必要な出力が自動で計算され、その値に倍率(マージン)を掛けた値が『想定電源(目標出力)』表に表示されます。下側にある各メーカーの電源ユニット(PSU)製品リストの中から1つを選択すると、電源系統別に出力を満たしているかを比較できます。
PC電源容量計算の解説【リセットボタンについて】 電源容量計算に入力する各PCパーツの情報(パーツ・数・負荷率など)を初期状態に戻します。
マザーボード以外のパーツは全て未選択となり、数はゼロ、(PCパーツの)負荷率100%となります。 【CPUの電力計算について】 CPUのメーカーと型式(モデル名)を選びます。数は1個で変更出来ません。
使いたいCPUのモデル名が選択リストにない場合は、消費電力値から選んで下さい。(選択リストの下の方にあります) CPUの消費電力やTDPを調べる場合は、CPUメーカーのホームページを御参照下さい。 CPUの電力は12V系統へ入力されます。 電源容量計算で用いるCPUのPEAK電力値はTDP(熱設計電力値)を使用しています。このTDPは厳密にはPEAK電力値ではありませんが、それに近い値を示すこともありTDPをPEAK電力値として使用します。 CPUの負荷率は規定値で100%としています。電源容量計算をする際は殆どの場合において100%のままで変更する必要はありません。 低負荷時の電力計算をしたい場合や、オーバークロックをする場合には負荷率の変更を行ってください。 【GPUの電力計算について】 GPUのメーカーと型式(モデル名)と数を選びます。
使いたいGPUのモデル名が選択リストにない場合は、消費電力値から選んで下さい。(選択リストの下の方にあります) GPUの消費電力やTDPを調べる場合は、GPUメーカーのホームページを御参照下さい。 数はグラフィックスボード1枚挿しと2枚挿しに対応し、3枚挿しには現状では未対応です。 GPUの電力は12V系統へ入力されます。 電源容量計算で用いるGPUのPEAK電力値は、メーカー公表の消費電力値、もしくはTDP(熱設計電力値)を使用します。 (一部のGPUでは消費電力もTDPも公開されていないモデルもあります) GPUの負荷率は規定値で100%としています。電源容量計算をする際は殆どの場合において100%のままで変更する必要はありません。 低負荷時の電力計算をしたい場合や、オーバークロックをする場合には負荷率の変更を行ってください。 【マザーボードの電力計算について】 マザーボードの消費電力値はメーカーからの公表値がない為、ネットで調べた様々な情報をもとに設定しました。
通常は30W程度で良いかと思いますが、変更も出来ますのでこだわる人は変えてみて下さい。 マザーボードの電力には各電圧系統が混じっていますが、それらの配分は不明なので安全サイドへの振り分けとして、一番ヤバそうな12V系統への入力としました。 【メモリの電力計算について】 メモリには様々なモジュール規格や容量があり消費電力も様々ですが、ザクッと1枚5Wとしてみましょう。
電圧は3.3Vを規定値としました。 【HDDの電力計算について】 HDDの通常アクセス時の消費電力だともっと少なく見積もってもよいのですが、スピンアップ時には非常に大きな消費電力(30W近く)になる事もあります。
その為、1台あたりの消費電力としては30W程度を見込んでおくのが良いでしょう。 HDDの電源系統には12Vと5Vが混じっていますが、それらの配分は製品により様々です。 プラッタ枚数の多い大容量HDDでは、12V系統が30Wとなる製品もある為、安全サイドへの振り分けとして12V系統へまとめました。 【SSDの電力計算について】 普通のSSDの最大消費電力は1台あたり5W程度見積もっておけばよいと考えますが、次世代型で超高速なNVMe(NVM Express)インターフェース仕様のPCI Express拡張スロット用SSDなどでは、最大消費電力が20Wを超える製品もあります。その為、電源容量計算の精度を上げたい場合は、使用するSSDの電力仕様をメーカーサイト等で確認して下さい。
SSDへの給電系統は3.3V/5V/12Vの3種類ありますので、下記の表を参考に電源容量計算フォームで電圧を切り替えて下さい。
【光学ドライブの電力計算について】 光学ドライブは使用頻度が少なく搭載するパソコンも減少傾向ですが、搭載する場合は最大消費電力が30Wを超える事もあるデバイスです。その為、1台あたりの最大消費電力としては、ザクッと30W程度が良いと考えます。
光学ドライブの電源系統は12Vと5Vが混じった製品が多く、その配分は製品によって様々です。その為、電源容量計算では12Vと5Vの電流値を均等配分としました。 【その他機器の電力計算について】 電力仕様が異なる複数のストレージを搭載したい場合や、様々な拡張カードデバイス(サウンドカード・キャプチャーカード・RAIDカードなど)、PCケースFAN、オープンベイ機器、冷却ユニットなど、消費電力が大きくて気になるPCパーツがあれば、その他機器の項に入力して下さい。
消費電力が小さいPCパーツについては、電源容量計算に含めなくても良いでしょう。 【PEAK値に掛ける倍率について】 電源容量計算で集計されたPEAK値に倍率を掛けて、想定電源の出力表を算出します。
狙いは電源の電源の変換効率が最も良いとされる負荷50%ですが、あくまでPEAK値は電源容量計算に入力したPCパーツの全てにおいて同時に最大負荷となる状態で、通常のパソコン使用における高負荷状態よりも大きな値です。 その為、PEAK値への倍率を2倍にすると、パソコンの高負荷稼働における電源負荷は50%を下回り、アイドリングや低負荷稼働においては、変換効率の悪い電源負荷領域へと近づきます。 一方、PEAK値への倍率が低すぎると、後から行うPCパーツの(小規模な)増設や変更、電源の経年劣化による出力低下での電源負荷割合上昇に対して、マージン(余力)が少なくなります。 その為、電源容量計算で算出されたPEAK値への倍率としては1.8倍がおすすめです。 (自作PCで大幅にパーツの増設や変更を行う予定の場合は、PEAK値の2倍でも良いでしょう) 注意) PEAK値への倍率「 x 1.0 」は、素の電力の確認用に入れてますので、「 x 1.0 」で算出された出力表をもとに電源の選定は行わないで下さい。
【12Vレーン数の選択について】 電源ユニットの12V系統のレーン数を選択します。(1~4系統まで対応)
パソコン用電源ユニットでは1系統(シングルレーン)のモノが比較的多いですが、12V系統が複数ラインあるマルチレーン方式の電源ユニットもあるので、必要に応じて切り替えて下さい。 自作やBTOパソコンが初心者の方には、取り扱いが簡単なシングルレーン(1系統)方式の電源ユニットがおすすめです。 【想定電源(目標出力)の出力表について】 電源容量計算で集計したPEAK電力値に倍率を掛けて算出した想定電源の出力表で、+12V系統供給方式のシングルレーンとマルチレーン(2~4系統)に対応しています。
実際に使う電源の出力表の各項が、想定電源の各項の目標値を上回っていればOKです。 特に重要なのが、+12V系統の出力容量なので、しっかり確認しましょう。 マルチレーンでの+12Vの出力容量は2~4系統(12V1、12V2、12V3、12V4)に分かれていますが、その中で一番大きな電流値と、+12V系統合計の電流値の両方の条件を満たしているか確認します。 総出力の電力値は電源容量計算すると端数になるので、実際に電源を選ぶ際はそれより上のキリの良い総出力値の電源を選びます。 例えば下記の場合では、総出力522Wとなってるので総出力550Wの電源を選びます。 (PC用のATX電源の多くは総出力が50Wきざみとなっています) (電源の製品によっては、マルチレーンの+12V系統(12V1、12V2、12V3、12V4)への電力振り分け先は、想定電源の出力表とは異なる場合もあります) 【12Vレーンの振り分けについて】 12Vレーンが複数あるマルチレーン方式の電源ユニットでは、使用するPCパーツ(CPUやグラフィックスボードなど)の12V電力を各レーンに分散させて使用します。
この際、各12Vレーンへの電力振り分け方は、メーカーや製品により異なる場合もありますので、振り分け先の変更を行える様にしました。 (12Vレーンの仕様については各メーカーサイトなどで御確認下さい) 振り分け先を選ぶセレクトボックスは排他処理をしており、複数のレーンで同じ項目を選択出来ません。 (例えば、12V1=CPU、12V2=CPU など) 4系統マルチレーンの場合、グラフィックスボード2枚挿しの時は、GPU1とGPU2へそれぞれの電力を振り分けますが、グラフィックスボード1枚挿しの時はGPU1へ電力を振り分け、GPU2の電力はゼロとしました。 12V振り分け先の変更を行うと、想定電源の出力表と負荷率とOK・NG判定が自動で更新されます。 12Vレーン数の変更を行うと、12V振り分け先が初期値へ戻ります。 【12V振り分け先の初期値】
【電源ユニットの出力表とOK・NG判定について】 電力容量計算で算出した想定電源(目標出力)の出力表と、選択した電源ユニット(PSU)製品の出力表の各項目を比較し、OKかNGかを判定しています。
図のように、判定ランプが緑色の場合はOK判定で、判定ランプが黄色の場合はNG判定です。 OK判定の場合は、負荷率が全て青色表示となり、NG判定の場合は、NG項目の負荷率が赤色表示となります。 どれか一つの項目でもNG判定があると、その電源ユニットはNG判定としています。 OK・NG判定はPEAK値に掛ける倍率によっても変わる為、同じ負荷率でもPEAK値に掛ける倍率を変更するとOK・NG判定が変わる事もあります。 例えば、電源容量計算で算出した同じPEAK値に対しても、電源ユニット製品に要求したい出力の余力(マージン)が異なると、OK・NG判定のしきい値(変化点)が変わります。 12Vマルチレーン方式(2~4系統)電源ユニットの一部の製品には、12V系統の最大電流値が各レーンで異なる場合があり、電源容量計算で算出された想定電源の各12V系統の振り分け方とマッチせずにNG判定となる事もあります。 この際は12V系統の振り分け先を変更するとOK判定となる事もあるので試してみて下さい。 (12Vレーンの仕様については各メーカーへ御確認下さい) 電源ユニットのOK・NG判定は、想定電源出力表に変化があったタイミングで自動で再判定します。 (PCパーツの設定を変更した場合や、PEAK値に掛ける倍率を変更した場合) 電源ユニット(PSU)製品の出力表は、12Vレーン数の変更や、電源ユニット製品の表示条件絞り込みを行った際にクリアされます。 負荷率の数値自体は電源容量計算で算出されたPEAK値(倍率なし)が、電源ユニット製品の出力表の各項目に対してどれ位に達しているかを示す値で、PEAK値に掛ける倍率は影響しません。 【電源ユニット(PSU)製品リストと絞り込み条件について】 選択した12Vレーン数と絞り込み条件に合致する電源ユニット製品のリストが自動で表示されます。
リストは発売日の新しいモノから順に上から表示されます。 表示される電源ユニット製品のフォームファクタは全てATX電源です。 出力判定の項目では、上記の電源ユニット出力表のOK・NG判定と同様に自動で判定の表示・更新がされます。 緑色がOK判定、黄色がNG判定です。 一番右側の【選択】の項目で、電源ユニット出力表へデータをプッシュ(セット)したい製品を選びます。 これはラジオボタンになっており、同時に複数の選択は出来ません。 12Vレーン数の変更や、絞り込み条件の変更を行うと、選択中の電源ユニットは解除されますので、更新された電源ユニット製品リストから改めて選択して下さい。 ※電源ユニット製品のデータは随時追加していく予定です。 電源ユニット製品リストに表示される数が多い場合は、条件を絞り込む事が出来ます。
【発売日】 電源ユニット製品が発売された日付で絞り込みます。 (登録してある日付は大体です) ※発売日がかなり古い電源ユニットのデータは、処理が重くなる為、削除する予定です。 【メーカー】 電源ユニットのメーカーで絞り込みます。 【総出力】 想定電源出力表で表示される総出力付近でOK判定となる電源ユニットがおすすめです。 総出力が極端に大き過ぎると、負荷率が低くなり電力の変換効率が悪くなります。 【80PLUS】 電力の変換効率を示す80PLUS認証のランクで絞り込みます。 【奥行き】 電源ユニットを設置するPCケース内のレイアウトによっては、電源本体や配線ケーブルが干渉する場合があります。 その際は奥行き寸法の短い電源ユニットがおすすめです。 【プラグイン】 使用しない電源ケーブルを取り外す事が出来るプラグインタイプか、電源本体にケーブル直付けタイプ(プラグインなし)を選択します。 プラグインには全ての電源ケーブルを取り外せるフルプラグインタイプと、一部の電源ケーブルを取り外せるセミプラグインタイプがあります。 【絞り込み条件リセット】 各絞り込み条件を初期状態へ戻し、選択中の電源ユニットは解除されます。 【発売日】 → 3年以内 【メーカー】 → 全部 【総出力】 → 500W台 【80PLUS】 → 全部 【奥行き】 → 全部 【プラグイン】 → 全部 |