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購入後のワンポイント


 BTOパソコンや、自作PCパーツをフルセット購入した後の確認や、その後の管理・運用・メンテナンス等について。

納品後の確認


納品されたBTOパソコンやPCパーツの状態を確認しましょう。

●コネクタや拡張カードの緩みや抜けは無いか

●カバーを止めるネジに欠品はないか

●電源を入れたら、ファン(ケースファン、CPUファン、グラフィックスボード、電源のファン等)がきちんと回転しているか

●電源を入れたら、異音や擦る音はしないか

●フロントパネルの操作ボタン(電源スイッチ、リセットスイッチ)は正常に機能するか

●フロントパネルのLED(パワーランプやHDDアクセスランプ等)は正常に点灯しているか

●Windows起動後に、デバイスマネージャーで認識されてないデバイスはないか

●「コンピューターの管理」→「ディスクの管理」でドライブ類は認識されているか、HDDのパーティション分割も指定通りになっているか

●システム情報で、購入したCPUの型式やメモリ容量が表示されているか



付属品の保管


 製品に付属してきたモノ(箱、マニュアル、ケーブル等)は、捨てずに保管しておく事をおすすめします。自作で中古PCパーツとして売る時に、欠品があるとマイナス査定になる場合があります。

 BTOパソコンの場合は、別途自分でPCパーツを増設・交換した場合でも、PC本体を廃棄(PCリサイクル)としてメーカーへ返却することを想定して、購入時に搭載されていたPCパーツ類は保管しておいた方が良いでしょう。




自作PCで、中古として売れるパーツ(一般的なPCパーツショップへ)


 CPU/メモリー/マザーボード/HDD/SSD/光学ドライブ/ビデオカード/サウンドカード/各種増設カード等は、一般的なPCパーツショップで買い取ってくれます。


自作PCで、中古として売れないパーツ(一般的なPCパーツショップへ)


 PCケース/電源/ケーブル類/FAN等は、一般的なPCパーツショップでは買い取ってくれないカテゴリーです。

 特にPCケースの処分は面倒なので、自作用にPCケースを購入する場合は、構造・機能・仕様・耐久性・拡張性・冷却性・デザインなどを十分検討して、出来るだけ長く使える製品を選ぶのがおすすめです(激安品のPCケースはおすすめしません)。


パーツ入れ替えでパワーアップ!


 PCパーツの増設や交換が、自作やBTOパソコンの醍醐味(楽しさ)といってもいいでしょう。
 古いPCパーツを売って、新しいPCパーツを買う。この繰り返しで、自分のPCがどんどん進化していきます。

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パソコンの設置場所


●床への直置きはしない方が良い

 パソコンの吸気口の多くは前面下側や底面なので、床に堆積する埃を吸い易くなり、冷却ファンやヒートシンク等に埃が付着すると冷却性能が落ち、故障や寿命低下の原因となります。
 どうしても机や棚等に置く場所が無い場合は、タワー型パソコンを置けるラックが市販されてるのでおすすめです。

●不安定な場所へは置かない

 使用中のパソコンへの振動は大敵です。特にHDDはクラッシュしやすいので、安定する場所へ設置しましょう。

●タバコの吸う部屋には置かない方が良い

 タバコのヤニが付着すると、粘着性があるので埃が付着し易くなります。冷却ファンやヒートシンク等に埃が付着すると冷却性能が落ち、故障や寿命低下の原因となります。

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PCケースやパーツのクリーニングのおすすめ


長くパソコンを使っていると、内部に埃が溜まり故障や寿命低下の原因となります。たまにはPCケースのカバーを外してクリーニングしましょう。

●吸気部のメッシュパネルに埃が付着し易い→掃除機で埃を吸いましょう

●使ってないコネクタ部(前後共)に埃が付着し易い→掃除機で埃を吸いましょう

●冷却ファンの羽に埃が付着し易い→綿棒等で羽の埃を除去しましょう

●ヒートシンクの隙間に埃が溜まり易い→掃除機で吸引しつつ、エアブローで埃を除去しましょう。

●PCケース内の埃→掃除機で埃を吸いましょう(外れる細かいパーツを一緒に吸引しない様に注意)

●取り外せる部品は取外し、エアブローで一気に埃を除去。(きちんと元の状態に取り付ける事)

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パソコンとパーツの管理


 BTOパソコンや自作を長く続けていると、パソコンの台数やパーツの数が多くなり、どれに何のパーツを組み込んであるか、予備のパーツは何があるのか、本人でも分からなくなります。特にパソコンに組み込んである状態のパーツは、バラさないとメーカーや型式が見えないので困ります。
 そこで本サイト管理人の長い自作経験から、おすすめの管理方法を紹介します。

●パソコンとパーツの管理データ作成


 各パソコンの構成情報や各PCパーツ(組み込んであるモノ、取り外して待機状態のモノ)の情報を、表計算ソフト等にデータ入力し、PC管理情報としてまとめます。
 構成を変更した場合や、新規購入、中古パーツとして買い取り、廃棄した場合は都度データを修正していきます。
 バルクのHDDの場合は組み込んでしまうと型式や仕様が分からなくなるので、組み込む前にHDDのラベルに記載されている情報をチェックして入力しておきます。

 データの入力は少し手間で面倒だと感じるかもしれませんが、長く運用していくとそのありがたみが分かります。そして、故障や不具合発生時の対処にも役に立ちます。
  • コンピューター名
    • Windowsセットアップ時に設定した各PC固有のコンピューター名を入力します。
  • IPアドレス
    • LAN内でのプライベートIPアドレスを入力します。自動割り当ての場合はDHCPとし、固定アドレスの場合はそのIPアドレスを入力します。
  • PCケース
    • メーカー・型式・フォームファクター・搭載可能ケースファン・搭載済みケースファンを入力します。
  • 電源
    • メーカー・型式・定格出力を入力します。
  • OS
    • OSの品名、PID(プロダクトキー)、DSP版OSにバンドルさせるPCパーツを入力します。
  • マザーボード
    • メーカー・型式・フォームファクター・チップセット型式・CPUソケット種類・対応メモリ規格・メモリスロット数を入力します。
  • CPU
    • メーカー・型式・動作クロック・コア数・HT有無を入力します。
  • CPUクーラー
    • 純正リテールクーラー or サードパーティー製CPUクーラー(メーカー・型式)を入力します。
  • メモリー
    • メーカー・型式・容量・メモリー規格を入力します。
  • HDD
    • メーカー・型式・容量・インターフェース規格・回転数を入力します。
  • グラフィックスカード
    • メーカー・型式・GPU・GPU用メモリー・インターフェース規格・補助電源・占有スロット数を入力します。
  • サウンドカード
    • メーカー・型式を入力します。
  • 拡張カード
    • メーカー・型式を入力します。


●パソコンへテープ貼り付け


 パソコンの見えやすくて剥がれ難い場所(フロントパネル等)に、【コンピューター名・IPアドレス・PCケース型式・マザーボード型式】を、文字を印刷出来るテープ(テプラやネームランド等)を作成して貼り付けます。

 私は数台の自作PCに対して、各自作PCごとに3枚のテープを作成して、並べて貼り付けています。
テープは幅9~12mm程度(色は適当)がおすすめで、文字は2行で印刷しています。
 テープ幅が6mm程度だと、粘着力が弱くて剥がれやすく、テープ幅が大きすぎると貼り付けスペース的に邪魔になります。

テープ1枚目(IPアドレスが自動割り当てならDHCPと記入)
コンピューター名:GAME-PC
IPアドレス:192.168.0.100

テープ2枚目
マザーボード(メーカー)
    型式

テープ3枚目
PCケース(メーカー)
    型式


 こうすると、見ただけでこのパソコンが何なのかが直ぐに分かります。

 同様に、ネットワーク機器(ルーター・プリンター・複合機等)にもIPアドレスのシールを貼り付けておくと、ネットワークの管理がしやくなります。


●バルク品や箱を捨てたパーツの付属品やマニュアル等


 マザーボード、CPU、グラフィックスボード、電源等の様に箱があるモノはその箱に入れて保管し、バルク品や箱を捨てたパーツの付属品やマニュアル・保証書等は、チャック付ビニール袋等に小分けに入れてパーツ単位で保管しておくと、後で探し易く、使いやすいのでおすすめです。

 メモリーは購入時に梱包用としてプラケースや細長いビニール袋に入っていますが、この梱包材は捨てずに保管しておきましょう。取り外したメモリーを保管する際に使います。

 HDDの梱包材(プラケースやエアキャップ等)も、取り外したHDDを保管する際に使うので、捨てずに取っておきましょう。


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